「銀河旋律」
演出/CAST紹介
演出:有賀太朗(TEAM空想笑年)
1989年、埼玉県生まれ。中学卒業後東放学園高等専修学校に入学。
演劇の基礎を学ぶ。高校卒業後、ウド鈴木の恩師である夢麻呂が座長を勤めるYANKEE STADIUM 20XXに入団。
四年間芝居、ダンス、アクションを学び、その後フリーの役者に転身。本格的にアクションの勉強を始める。
2009年、脚本家である武石倉太郎と出会い、2013年、武石を代表として、現在の所属団体であるTEAM空想笑年を立ち上げ。
現在は舞台を中心に映画・ドラマなど多方面に活躍中。
【不良が奏でる旋律は 思ったとおりのバンド音楽】
見たまま不良の彼の作り出す音楽は思ったとおりのバンド音楽。
力押し、という言葉のとおり、演者のエネルギーをとことん搾り出す。
力で押して答えがあるのか、と質問を投げかけたいところだが、それすら聞けない力押し。
その答えをぜひとも舞台で魅せてほしい。
柿本:飯川和彦
1992年、石川県生まれ。
B型の蟹座。
高校卒業後上京し、東京理科大学へ入学。
演劇部「劇団ラムダ」へ入部し、演劇に触れる。
現在は放浪中。
【万人に愛される電子音楽】
やさしく響く彼の音楽は、最後の最後までやさしい音で鳴り響く。
ただただ優しい男になりさがるのか、最後に「男」になっていくのか。
稽古段階ではまだ未知数。
稽古場で着るTシャツは2枚しかないという噂。
しかも「ネギ」と「スプーン」という、なんにせよつっこみどころしかない。
が、つっこみすらできないぐらいの穏やかな空気感。
演出、有賀より黒いTシャツがプレゼントされる日はいつになるやら。
はるか:津崎真希(Glanz entertainment)
1992年、東京生まれ。
Glanz entertainment所属
大学在籍時、高校の同級生と劇団を立ち上げる。
卒業後2015年より、本名から芸名『津崎真希』として活動を始める。
舞台を中心に音楽ライブダンス公演など多方面に活動の幅を広げていく予定。
【いつまでも色あせない 一際うるさいJ-POP】
いつまでも可愛らしさを忘れない。
彼女のそれは時代を超えて愛されるJ-POP。
不器用ゆえの不協和音すら愛さざるを得ない、
さながら一昔前のアイドルのよう。
笑顔の奥に隠された、不器用ながらの努力の結晶を
特とご覧いただきたい。
ヨシノ:紗弓(さゆみ)
1991年生。24歳。
中高でミュージカルに携わり役者の道へ、現在はフリーで活動。
主な出演団体は、「ベニバラ兎団」「革命アイドル暴走ちゃん」「あやめ十八番」等。
"下を向いている人が、少しでも前を向くきっかけを与える演劇"を目指す。
【孤独に奏でるピアノの旋律 最終武器は女の笑顔】
年齢に見合わない大人っぷり。
のくせに、可愛らしい少女のような思いを口にする。
これぞ女。
そんな女。
強い女性とは、今回の彼女の課題であろう。
「最終武器は女の笑顔」
少女から成長した「女」になる瞬間はいつだろうか。
アリマ:ひなた
1993年9月1日、栃木県出身。
大学入学に伴い、埼玉へ。
大学の演劇サークルで初めて演劇に触れる。
大学1年生の時、全日本大学生演劇選手権「大学生演劇インターカレッジ2012」で主演。優勝を果たす。
大学3年生の時、初めての外部出演。
そこからいくつか外部出演を経験し、現在に至る。
【飛びぬけた明るさは 幼いころの童謡を】
彼女の音楽は、幼いころに歌った童謡のよう。
ひたすら明るく、元気に響く彼女の音は
時に凶器になりかわる。
「うるさい」と言ってしまいたいものの
彼女の顔を見るとそんな言葉も飲み込んでしまうほどの笑顔。
「しかたがないなあ」と許してしまうあの笑顔に
いつまでたっても勝てる気がしない。
タケチ:奈良有里子
1989年、東京生まれ。
高校卒業後、日本工学院の声優・俳優科にて演劇を学ぶ。
声優養成所を卒業後に風鈴堂公演『想念。桜の森の満開の下』で初めて舞台に立つ。
2014年からライブ活動を開始。現在はライブ、舞台を中心に活動中。
夏に物販用のCDを作成予定。
【迷いのない眼差しと 奥深い響きはオペラのそれのよう】
彼女の眼差しはそらすことができない。
つぶらな瞳のその奥の、誰もたどり着けない彼女の響きは
時に予想もしえない爆発力。
周りを巻き込んでいくその爆発力で、ぜひとも舞台を盛り上げてほしい。
クサカベ:伊東沙織 (劇団アルターエゴ)
1987年9月10日宮城県出身。
代々木アニメーション学院仙台校卒業後、上京。
現在は劇団アルターエゴに所属。
近年は積極的に外部の舞台にも出演している。
昨年、風鈴堂公演「さよならをあげる」に出演。それが風鈴堂との出会いとなる。
【一人十役 一人ミュージカルも夢じゃない】
一人十役、というのが大げさではない。
それほど彼女のふり幅は大きいのだ。
手足の長い彼女の表現力は、座組随一であろう。
コロコロと替わる彼女の表情は、一瞬たりとも見逃せない。
オオツ:青柳真衣
1994年、山口県萩市生まれ。
高校卒業後、声優を目指し上京する。
大学と専門学校両方に通い、大学のサークルを通じて演劇と出会う。
現在は小劇場を中心に活動中。
【めがねの奥の強い意志 こぶしのきいた演歌をあなたに】
一言で言ってしまいたい。
とちくるっている。
その一言で十分ではないかと思うほどの破壊力。
無口の奥に潜む想いは、誰よりも強い。
彼女に似合う音楽は、演歌以外に思いつかない。
そして、言葉をつむげばつむぐほど、
彼女の良さがぼやけていく。
ぜひとも舞台上の彼女を堪能してほしい。
ヤマノウエ:宮信介
1986年、岩手県生まれ。
大学を卒業して会社勤めを数年経験した後、
一念発起して声優の道を志す。
現在、声優養成学校「映像テクノアカデミア」にて演技を訓練中。
【それさえも変化球のジャズになるのか】
その音さえも変化球にしてしまうのか。
なんでもない顔しながら、ぶっこんでくる彼の芝居は
きっと彼にはなんでもないことなんだろう。
心地のよい彼の変化球の音楽が、芝居のスパイスとなるだろう。
サルマル:藍原怜
1994年、埼玉県生まれ。
高校卒業後、文京学院大学に入学。演劇サークル~life~に入る。
役者とスタッフ共に務め、翌年、代表に就任する。
2015年、劇団鳳翼天翔「僕が魔法使いになったわけ」に出演。
【努力の先に見えるもの 合唱曲のトップを取りに】
今回の座組、一番の伸び白。
「一人では舞台に立てない」
彼が一番身にしみているのではないだろうか。
たとえるならば、合唱曲で。
彼の伸び白を最大限伸ばし、この座組でトップを獲りにいきたい。
甘いマスクの下に隠れた、彼の努力が
舞台上で花開くのが楽しみだ。
(文:あおきいおり)